Bike of the Month -January-
X75 "Hurricane" 1973
 おぉ、この車種を忘れていた!
 ということで新年一発目は、カラーリングも実におめでたい「X75ハリケ〜ン」であります。「時代はチョッパー。ならばこんなの作ったら売れるだろ?」とアメリカ市場、特に西海岸を睨んで作製された車体。しかし結果は...「見事に大コケした」「散々なものだった」(どちらもトラの歴史を語る本のコメントから)。
 3気筒のT160のエンジンを搭載しており、必要充分なパワーは持っていました。デザイン上の特徴となっている「右側三本出しマフラー」(笑)、そして延長された華奢なチョッパー風フロントフォーク、ワイドハンドルは、予想された通り、「右側に車体が寄って制御不能」という劣悪なハンドリングをもたらしたのであります。2年後には、セルモーターを装備し、BSAロケット3(T160のBSAバージョン)と同じく、シリンダーヘッドが前傾するエンジンマウントにしてパワーアップも行われたモデルが発売されましたが、「時既に遅し」...記録より記憶に残る珍車、としてトライアンフ史にその名を刻んだのでした。
 それから25年後、トラ社は名誉挽回、とばかりに右側2本出しマフラーのサンダーバードスポーツを出し...結局左右一本出しに戻してみたりしています。その学習能力のなさがダイスッキ。
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